「ライフシフト 変わる"移住"と地域との関わり方」TURNS vol.65【6/20 最新号発売】
特集|ライフシフト 変わる〝移住〟と地域との関わり方
かつてこの国では、都会で物質的な豊かさを享受することが幸福だとされていました。
経済的繁栄の時代を経て、社会が成熟期に入ると移住が提唱され始め、少子高齢化・人口減少を背景に関係人口という言葉も誕生。そうした潮流はいつも社会の変化と共にありました。そして現在、改めて浮上しているのが「幸福とは何か」「豊かさとは何か」という問い。住む場所、働き方、キャリアの作り方─。その選択肢を増やしていくことが、人も地域も豊かにしていく。
今号に登場するのは、そんな「価値観の転換=ライフシフト」を実践する人たち。彼ら彼女らの言葉を通して、広がる地域との関わり方の現在地を探ります。
■巻頭レポート
■岡山県玉野市|橋本誠(合同会社生活と表現/宇野港編集室)
仕事も暮らしも一つじゃない。二拠点でつくる自分の生きる道
企画・編集者の橋本誠さんは、地域×アートプロジェクトに関わってきた経験を活かし、東京と岡山の二拠点生活を始めた。価値観の変化が著しい時代。生きる場所は一つじゃなくてもいいのかもしれない。
■長野県御代田町|内沼晋太郎
二拠点を行き来する中で見つけた人生の「本番」を実践する場所
さまざまな場づくりに携わってきたブックコーディネーターの内沼晋太郎さんは3年前から、御代田と東京を行き来する2拠点生活を送っている。御代田は「たまたま行きついて、人生の“本番”を始めた場所」。生き方を変えたい時、価値観を転換したいとき、ローカルの地と繋がることが大きな推進力になりうる。
■長崎県五島市|五島つばき蒸溜所
島の風土をジンの香りにのせて。自分たちらしいお酒をつくる、第二の舞台へ
九州の端、五島市福江島でクラフトジンの蒸溜所を立ち上げたのは、元大手酒造メーカーの社員だった3人。50代半ばで会社を辞め、西の果ての島へ移住を決めた。酒のプロフェッショナルが新たにめざすのは、本格的なクラフトジンづくりだ。
■長野県辰野町|鶴岡心
場所や生業に縛られず、自由と責任を謳歌したい。単身ローカルの地に飛び込んだ十七歳の挑戦
高校に通うことをやめ、生まれ育った東京を後にし、シェアハウスの運営を担うことを決めた鶴岡心さん。17歳の〝移住者〟の視界に広がるのは、一体どんな風景なのか。世間体なんて軽やかに飛び越えて選び取っていく彼らのニューライフを覗かせてもらった。
■特別インタビュー①
株式会社ふろしきや代表取締役・田村英彦
働きながら楽しむ、人と人生の交差点。進化するワーケーションの現在地
■特別インタビュー②
株式会社ニット代表取締役・秋沢崇夫
仕事と暮らし、どちらも大切だから。リモートワークで広げる人生の選択肢
■~関係人口創出の先進地・長野県飯田市に学ぶ~
面白がりながら、困難を乗り越える。そのプロセスが「関わり」を生み出していく
<第2特集>
人と地域をつないでいく 小さな〝宿〟の大きな挑戦
通常の旅行では知り得ない文化を伝えたり、地元の人たちとゲストをつなげたり。
既存の観光旅館やビジネスホテルといった宿泊施設と全く異なる、〝地域を変えうる〟力がある。そんな小さな宿を宿を紹介します。
■福島県三島町|ソコカシコ
手から、手へ 奥会津の山文化を綯う
■鹿児島県鹿児島市易居町|イルカゲストハウス
自分のためにつくった居場所が、旅人たちの「帰る場所」になるまで
■東京都檜原村|Village Hinohara
都市の概念を拡張させ、持続可能な循環を生み出す
■特別インタビュー③
日本まちやど協会代表理事・宮崎晃吉
「一日からの住人」を迎える小さな宿が、そこにしかないまちの魅力を教えてくれる
<連載ほか>
地域ルポ
鳥取県|つながる、集える距離感が魅力。人口最少県の鳥取で羽ばたこう
鹿児島県鹿児島市|薩摩の伝統と豊かな自然、成長の可能性にあふれる魅力の地
kizuna 留学生たちが、第二の故郷、南三陸町の未来をつなぐ
省エネリノベーションがつなぐ 地域とくらしの未来|株式会社リコシス 代表取締役 山本卓也さん
僕たちのローカルデザイン考
地域おこし協力隊レポート 青森県三戸町
これからの官民連携|小さな公園から学ぶ 市民協働の可能性
地域おこし協力隊のトリセツ|起業型〞地域おこし協力隊の現実的な募集企画を考える
日常こそが最大の観光資源 暮らし観光のすすめ
わたしもTURNSになりました
よく見ると動いている|アサダワタル
素晴らしきローカル土産
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